評価実施年月 | 平成26年6月~平成27年3月 |
公表年月 | 平成27年 3月 |
対象サービス | 障害者支援施設(生活介護・施設入所支援) |
法人名 | 社会福祉法人浄泉会 |
対象事業所 | やまばと学園 |
所在地 | 〒259-1132 神奈川県秦野市渋沢2620番地2 |
ホームページ | http://www.kanagawa-id.org/yamabato/ |
法人の「職員行動指針」は、「やまばと学園信条」を基本に策定している。行動指針は人権の尊重を 掲げ、利用者の自己決定と選択を尊重し、個人の尊厳に配慮した良質かつ快適・安心・安全・アット ホームなサービス提供に努めることを明記している。「利用者の人権侵害防止に関する規定」を作成 し、人権を侵害する行為を明示し職員に注意を喚起している。また、「性的な迷惑行為の防止に関す る規定」「パワーハラスメント防止に関する規定」を作成し、禁止行為検討委員会を立ち上げ、職員 の利用者に対する人権擁護の徹底を図っている。やまばと学園の信条に沿った利用者支援を行ってい るか、丁寧な言葉遣いや態度で利用者に接しているか等、職員は 33 項目の「自己チェック表」によ る振り返りを毎月実施し人権擁護の意識を徹底している。 |
「職員倫理綱領」に、利用者が自ら選択し決定することを支援することを掲げ、そのための情報を提 供し十分説明することを明記し職員に周知している。また、「知的障害者等の意思決定支援について」 を作成し、当事者の意思決定を待ち、見守り、利用者の主体性を育てる支援やその価値観を広げてい く支援に努めることを明記している。重度の知的障害者が多く言葉での動機づけが困難なことが多 く、利用者と職員が日々の生活を一緒に過ごす中で、体感を通して利用者の意思を感じ取るようにし ている。自分で服が着られる、一人でトイレに行けるといった日常生活の変化を認めることで利用者 の意欲の向上につながるように心がけている。 |
利用者のリクエストに応える食事を利用者は楽しみにしている。毎月開催の利用者の会「かながわ 会議」に栄養士も参加し、利用者に食事のリクエストをしてもらい、栄養バランスを考えてメニュー に取り入れている。月ごとに利用者のリクエストの達成率をチェックし利用者に知らせている。達成 率は毎月 80~90%程度と高く利用者の希望に沿った食事が提供されている。食材については、ほとん とが国産のものである。食材ごとの栄養成分やアレルギー物質の含有について納入業者に報告を義務 付けている。利用者は自分たちが希望した食事を毎日楽しみにしている。 |
平成 26 年度の事業計画に、利用者が生きがいを感じられる作業項目を提供し、日中活動に歩行訓 練や機能回復訓練を取り入れ利用者の心身の健康維持を図ることを明記している。日中活動を 5 グル ープの班に編成し、コースターやシュシュ等の生産活動を行う班など、班ごとに作業マニュアルを作 成している。自閉症等で活動内容の変化や外からの刺激に敏感な利用者ついては特別プログラムを整 備している。個別支援計画書に日中活動に関する利用者ニーズを明記し、太り過ぎ防止の散歩や、歩 行訓練等の個別課題を設定している。半期ごとに個別支援計画の課題に沿って日中活動を実施できた かをモニタリングし、課題を設定し次の計画に反映している。 |