評価実施年月 | 平成25年9月~平成26年3月 |
公表年月 | 平成26年 3月 |
対象サービス | 施設入所支援 |
法人名 | 社会福祉法人明星会 |
対象事業所 | 竹の子学園 |
所在地 | 〒250-0052 小田原市府川752-5 |
ホームページ | http://www.kanagawa-id.org/takenoko/ |
竹の子人権守ろう宣言には、「私達はくん・ちゃん・あだ名呼びはしません」「私達は理由なく「ちょっと待ってて」とはいいません」など12項目の行動イメージがわりやすい言葉で示されている。法人の人権委員会が中心となり、2ヶ月ごとに人権スローガンを定めて掲示し、毎朝のミーティングで復唱し職員の注意を喚起している。寮会議で毎月職員1名が人権スローガンに対する取り組みについて発表し職員の人権意識の共有を図っている。また、人権スローガン自己チェック表を作成し、達成するための工夫や他の職員を見ていてよかったと思う点などのアンケートを毎月全職員に実施し、結果をまとめて職員に配布し職員の人権意識の振り返りを促している。 |
年度ごとに職員一人ひとりが研修計画シートを作成している。年間の重点テーマを明記し、それを達成するための課題や取得を目指す望ましい資格等を明確にしている。職員は階層や職責に応じ、目標達成のために受講したい研修を計画的に受講している。受講者は研修の成果を職員会議で報告し、研修報告ファイルを他の職員がいつでも閲覧できるようにしている。また、OJTによる新人研修に力を入れており、職務に必要な態度、価値観、知識、技術等を指導している。中堅職員をOJTリーダーに選任し、新人職員の指導を通して自らの資質向上を図るようにしている。OJTシートを作成し入職後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のOJT結果を新人職員が自己評価し、OJTリーダーが面談し助言・指導を行っている。また、OJT研修の成果を寮長や施設長等が本人に面接し確認している。 |
年度初めに個別支援計画を策定している。アセスメントを実施し本人の日常生活、医療、行動面での支援ニーズや本人の得意とすることを把握し、利用者・家族の意向や要望を尊重し個別支援計画に反映している。個別支援計画は、本人の目線に立ち利用者本人のできること、得意なことを伸ばすことを心がけて作成している。個別支援経過表を作成し、職員は日々の支援が個別支援計画に沿っているかを記載している。また、毎月開催している寮会議で個別支援経過表の記述をもとに、利用者1人ひとりの状況を職員間で話し合っている。状況の変化を見逃さないように利用者支援の問題点や課題、改善点を寮会議で確認し個別支援経過表に記載している。個別支援経過表を活用し半年ごとにモニタリングを実施し個別支援計画に反映している。 |
現在7つの作業班があり、利用者の希望を尊重し能力や適性に応じて班を編成している。班の変更はお試し期間を設定し納得して希望する活動に取り組めるようにしている。CDケース等の分解作業を行う受注班があり、創作班は陶芸や編み物の作品、農業班は施設の畑で季節の野菜などを栽培し施設や地域のイベント等で販売している。リサイクル班は、ペットボトルのキャップ集めている。他に園内清掃班、ウォーキング班、生活訓練班があり利用者が希望する班で楽しく過ごせるようにしている。また、利用者はあじさい祭りや箱根駅伝の応援など地域行事に積極的に参加している。施設主催の竹の子祭りには、地域住民を招待し、模擬店やパン工房の焼きたてパン、陶芸、季節の野菜など日中活動の作品を販売し地域の人たちとの交流を図っている。 |