1.小舎制の特徴を活かした支援
現在総勢40名の子ども達が6つの寮に分かれ、寮ごとに幼児から高校生までの男女が生活している。小舎(ユニット)は各々2つの寮からなり、ユニット長を配し、寮ごとに2~3名の担当職員を配置している。中央にリビングがあり、子ども達が集まりにぎやかである。小学生から全員個室があり、職員は、子ども達が自分の居室で自分らしい生活空間をつくり、プライバシーをたもち安心して過ごせるように見守っている。また、就寝前に言葉をかけたりして子どもの思いに寄り添っている。
2.子どもの主体性を尊重した支援
寮ごとに小学生以下による子ども会議と、施設全体の中学生、高校生による中高生会議を毎月開催している。会議では月2回の自由献立のメニューの希望などについて話し合い、職員と子ども達が一緒に買い物に行き調理したりしている。また、球技大会や施設の文化祭である手まりパーティーについて話し合い、子ども達が主体的に企画し参画している。中高生会議では、花火会やなど小学生や幼児向けに思いやりのある企画や生活のルール等話し合い提案されている。
3.活発な文化活動
希望する小学生を対象に施設内で公文式の教室を開いている。また、塾に通っている中学生もいる。月1回愛川図書館の図書ボランティアが施設を訪問し、子ども達が希望する本を貸し出している。春のハイキング、1泊2日の夏季キャンプの他、様々な経験を積める機会を作っている。また、子どもの希望をとらえ、週4回の英語教室や、月2回のギター教室とインド舞踊、他に、日本舞踊、書道、生け花など様々な文化活動を行なっている。