◇特長や今後期待される点
①チームアプローチによる意思決定支援の取組み
意思決定支援プロジェクトを立ち上げ、4つの寮ごとに利用者1人に対し3人前後のチームを編成し、意思決定支援に着目したアセスメントを実施している。「ご利用者さんの想い聞き取りシート」を活用し、日常生活の支援の中で、「どこに行きたい、何を食べたい」等の意思決定にかかわる言動・場面を記録し、月毎に集計し職員間で共有する取り組みを行っている。日々の利用者の言動の中に表出される意思を重視し、独断に偏らずチーム全体で確認している。定期的に意思決定支援会議を開催し、年度末に意思決定支援実践発表会を開催し、チームごとに活動の成果を発表し全職員で共有している。
②利用者の意思決定支援に視点を置いた個別支援計画の策定
経験学習サイクルの考えを取り入れ、利用者の日常の経験や体験を通して利用者の想いや表情、状況の変化に着目して利用者支援ニーズの把握に努めている。日常生活における利用者の気づきの中から地域移行への思い等の変化などがある。チームごとにアセスメントを実施し、聞き取シートを活用し、利用者参加のもとにケア会議を重ねている。利用者の誕生月に利用者及び関係部門が参加し最終のケア会議を開催し支援目標を確定し、個別支援計画に反映している。
③重度障害者の社会参加に向けた支援の推進
利用者の多くが重度の障害のある方である。職員は、地域住民との交流を推進し、利用者の社会参加を積極的に推進している。町内盆踊大会やあさお福祉まつりに参加し、区役所内の自主製品販売「あさおのおみせ」では、利用者手作りの柿生学園の一筆箋や缶バッジ、メモ帳等の自主製品を販売し利用者が接客している。また、地域の小学校ふれあいまつりに参加し、利用者の社会参加・社会経験の拡大を図っている。職員は、利用者の行きたいところや誰と行きたいかなどを事前に把握し、地域の飲食店への外出や地域イベントへの参加を支援し利用者の社会参加を積極的に推進している。