◇特長や今後期待される点
①チーム目標の実現に向けた個々の職員の目標管理を実施している
職務分掌の担当業務をチームごとに協議し、共通理解のもとにチーム目標を設定している。「強度行動障害への理解を深める支援手順の構築」「権利擁護を意識した適切な支援・声掛けをまなび振り返りの機会をもつ」を今年度のチーム目標に設定している。それを受けて個々の職員は自身の目標管理シートを作成している。目標管理シートにチーム目標の達成に向けたスケジュールや課題及び達成状況の評価基準を明示している。チーム目標の達成状況を毎月の職員会議で確認し、全職員の情報共有を図っている。また、年2回の管理者との面談で、業務遂行の留意点を確認し達成度を評価している。
②職員の権利擁護意識の徹底を図っている
権利擁護委員会が主体となり、「作業室飛行船虐待防止チェックリスト」を用いて、年2回定期的に全職員のセルフチェックを実施している。チェック項目は「利用者に応じた意思確認の方法を実践している」「利用者の人格を尊重し、接し方や呼称に配慮している」等20項目で構成されている。職員は、自身のセルフチェック結果をもとに「セルフチェックシート自己啓発目標シート」を作成している。目標シートに、自身の気づき(取り組むべき課題や問題点、利用者支援に生かすべき自身の長所等)を明記している。自己啓発目標シートを導入することで職員の権利擁護意識の一層の強化につながっている。
③職員は、利用者の日常生活の自立と社会参加を支援している
「作業室飛行船」では食事摂取や口腔ケア、後片付けといった生活行為について利用者特性に配慮した支援に努めている。食事は食べやすいように自助具の手つきのお椀を使っている。口腔ケアについては車椅子の利用者のそれぞれの背丈に合わせてコップが手の届く位置に吊るしてあり、利用者が自分のコップを取って職員のカウントに合わせて歯を磨いている。また、職員は、自主製品の販売を通して利用者の社会参加を支援している。自主製品は、組み紐マット、鍋敷・雑巾等の布製雑貨が主であり、組み紐マットは利用者の自信作でとても好評である。利用者が地域の各種イベントの販売活動に積極的に参加している。
④家族等地域連携の強化に向けた広報誌の発行がのぞまれる
職員は、福祉従事者の視点での家族対応に努めているが、以前発行されていた施設運営や利用者支援の状況等に関する「広報誌」の発行を中断している状況である。再度施設の広報誌を発行し、各種イベントにおける利用者の参加の状況や施設運営に関する館長の思い等を掲載し、定期的に家族や地域住民等とのコミュニケーションの強化につなげる取組みが期待される。