〇重度の障害のある利用者が安心して暮らせるホームである
入居している利用者は重度の自閉スペクトラム症の方が多い。事業計画の重点目標に、入居者が安心して過ごせる空間つくりをめざすことを明記し、全職員に周知している。職員は、日々の生活の繰り返しの中で、個々の利用者の強いこだわり感への丁寧な対応に努めている。利用者に分かりやすい説明を心掛け、言葉かけの順序にも細心の注意を払い、利用者の生活のペースの維持に努めている。本人だけが納得するコミュニケーションのキーワードを大切にし、利用者との信頼関係の強化に努めている。
〇職員は、利用者のウォンツ(欲求)を尊重した支援に努めている
職員行動指針に「利用者の自己決定と意向の尊重」を明示し、職員は利用者の話をよく聞き、表情や行動をよく観察し、希望や要望を真摯に受け止めて支援している。自閉スペクトラム症の重度の利用者のこだわり感や行動特性があり、通常会話が困難な利用者である。職員は個々の利用者のウォンツ(欲求)は何かをしっかり受け止め、今なにを欲しているのか、できること・できないことは何かに丁寧に対応することで、利用者が安心して日々の生活を送れるように支援している。「シンフォニーの支援の手引き」を整備し、時間軸に沿った支援の「見える化」を図り利用者の安心感・職員の支援のしやすさ・不安感の低減・だれとでも、につなげている。
〇ヒヤリハットの取組みの活用の工夫が期待される
ホームの年間の事故に関するヒヤリハットは1件程度であり、ヒヤリハットの仕組が十分に活用されているとは言い難い状況である。職員意識の強化を図り、事故防止に向けたヒヤリハットの取組みの強化が望まれる。