○保育目標
麻溝台保育園の保育目標に、「意欲と思いやりのある子ども」として、「①清潔で安全な環境を整え、一人ひとりが安定して生き生きと快適に生活できるようにする、②いろいろな人との関わりの中で温かいふれあいと思いやりの心を育てる、③水道みちに面した広い園庭で、自然と触れ合いながらのびのびと遊ぶ中で、豊かな感性を育てるとともに自主協調の態度を養う」を掲げ保育に取り組んでいる。
○広い園庭と環境
園庭が広く、全学年が園庭で遊ぶことができ、乳幼児の交流も早い段階からするなど異年齢の交流が自然にできている。また、季節により周回コースを内側と外側二重に設定しマラソンを行っている。園庭での虫探し、野菜や植物の栽培を通して、動植物に親しみと生命の尊さに気付けるようにしている。 公園に隣接しており、散歩の途中や公園で地域の人に挨拶をするなど交流している。
○オープン保育
職員がチームで園児みんなを見ていこうという「全園児を全職員で」との体制の下で、“オープン保育”を実践している。その中では常に異年齢児との交流があり、年上児に優しくされたり褒められたことが経験として培われ、また年下児の世話をする経験を通し、いたわりや思いやりの気持ちが育つようにしている。行事の練習も同様に、練習の様子を他の年齢児が見て真似する姿がある。
○地域子育て支援
地域支援担当保育士を中心に、園が持つ子育ての知識、技術、設備等を生かし、地域の子育て支援の拠点として様々な事業に取り組んでいる。一時保育や毎日の園庭解放、プール開き、夕涼み会、保育ウィーク等の行事や毎月の誕生会への参加呼びかけ、絵本、紙芝居の貸し出しを行っている。また、園内や地域のふれあい親子サロンにおいて育児相談、近隣の保育園と協力して子育て支援事業、また地域コミュニティーグループの相談・援助を行っている。
○ランチルームと特別食
幼児クラスはランチルームで給食をとっている。ランチルームでは、自由に好きな場所で決められた時間内であれば好きな時に給食をとる事ができる。また、給食は普通食以外に、アレルギー除去食や豚に由来する原料を除去した宗教食にも対応している。食物アレルギーについて子どもたちに説明し、安全に食事がとれるようランチルーム入り口床の足拭きマットやアレルギー除去食の為の準備、提供時のダブルチェックなど、特別な配慮に子どもたちが気付けるよう整えている。
○クッキングと食育
食育の一環として、主に5歳児を対象に年数回クッキングを実施している。クッキングでは、子ども用の包丁やピーラーを扱い、自分たちで育てた野菜も利用して下ごしらえから調理、食事まで、自分で育て自分で作って食べる取り組みをしている。また、週1回位を目標に縦割グループでピーラーを使っての下ごしらえや、4歳児が白玉を丸めて作るなど、調理される過程を知り、食材に対する興味関心をもち、感謝をして食べる気持ちを育てている。