現在総勢38名の子ども達が6つの寮に分かれ、寮ごとに幼児から高校生までの男女が生活している。小舎(ユニット)は各々2つの寮からなり、ユニット長を配し、寮ごとに2~3名の個別担当職員を配置している。中央にリビングがあり、子ども達が集まりにぎやかである。小学生から全員個室がある。職員は、子ども達が自分の居室で自分らしい生活空間をつくり、プライバシーをたもち、安心して過ごせるように見守っている。また、就寝前に言葉をかけたりして子どもの思いに寄り添っている。 |
小学生以下の寮ごとの子ども会議と、施設全体の中学生、高校生の中・高生会議を毎月開催している。会議では月2回の自由献立のメニューの希望などについて話し合い、職員と子ども達が一緒に買い物に行き調理したりしている。また、バドミントンやバレーなど球技大会について話し合い、子ども達が主体的に企画し実行している。中・高生会議では、花火会や肝試し会など、小学生や幼児向けに思いやりのある企画が提案され実施されている。 |
毎年7月の地域の半原神社八雲祭には、園の子ども達が神輿を担ぎ、祭り太鼓をたたいて活躍している。開所以来6年間継続しており、園の子ども達が地域住民の一人として定着している。また、毎年9月の手まりパーティに多くの地域住民を招待し、子ども達が1年間練習した日本舞踊やインド舞踊、半原清流太鼓演奏、また、お茶や生花などを披露している。平成26年度の手まりパーティには150名ほどの地域住民が参加している。自分たちを応援してくれるひとがいることが子どもに伝わり、子ども達の笑顔につながっている。 |