木のぬくもりと人の温かさが感じられる生活空間である。
各ユニットごとの入口は格子戸で木のぬくもりが感じられ、施設全体は、こげ茶と白を基調とした色彩でまとめられており、戸建の住宅にいるような落ち着きがある。職員は利用者に対して穏やかに笑顔で接し、利用者はそれぞれ好みの場所で落ち着いて過ごしている。職員は来訪者を笑顔で迎え、温かい雰囲気が感じられる。
一人ひとりの要望を聞きながら支援を行っている。
介護支援計画書の作成にあたり利用者と家族に「どのように過ごしたいか」などの要望を聞いて、それを実行するために一人ひとりの計画の短期目標を一覧表にし、目標が達成されているか毎日確認している。また、食事、入浴、排泄などについて一人ひとりの要望を取り入れて24時間の支援計画を立て、全利用者の計画を一覧表にして支援を行っている。その他、外出などの個々の要望にも応え、楽しく過ごせるよう配慮している。
楽しみのある美味しい食事を提供している。
毎月栄養管理委員会を開催し、利用者と職員からの意見を取り入れ献立を作成している。嚥下や疾患に配慮するだけでなく、利用者の一番人気であるお寿司などの提供も行っている。また、月1回の行事食、ユニットでの調理会、職員や家族との外食など、楽しく食事が出来るよう工夫している。新鮮な食材を使用して温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たく提供できる最新調理システムのクックチル・(真空調理法)を導入している。
地域との連携に力を入れている。
「相模福祉村をわが地域の文化へ」の経営理念・経営目標を持ち誰もが安心して過ごせる街づくりを目指している。そのため、地域の方々との交わりを大切にし、生花、書道、絵手紙などのサークルや民謡、尺八など、イベントのボランティアを多く受け入れている。毎週1回行われている地域のボランティアによる喫茶コーナーは利用者の楽しみの一つとなっている。施設主催の夏まつりには500名ほどの地域の方々が参加し、法人主催のゲートボール大会にも多くの地域の方々の参加がある。